**中小零細企業こそ、損害保険は“複数社のいいとこ取り”を
2026.05.04
**中小零細企業こそ、損害保険は“複数社のいいとこ取り”を
―15%削減につながった実例から感じたこと―**
中小零細企業にとって、損害保険は「もしもの備え」でありながら、毎年必ず支払う大切な経費でもあります。 大企業なら保険料は大きな利益の中の一部ですが、中小企業では経営にじわっと効いてくる重たいコストになりがちです。
だからこそ私は、保険の見直しは“節約”というより、会社を守るための工夫だと思っています。
■ 一社でまとめていた保険を見直したら、約15%の削減に
ある法人様から「保険を見直したい」とご相談をいただいたときのことです。 その会社は長年、損害保険をA社だけでまとめていました。
ところが、内容を丁寧に見ていくと、
- ・建物の補償はA社よりB社の方が条件が良い
- ・設備の補償は逆にA社の方が割安 という“会社ごとの得意分野の違い”が見えてきました。
そこで、
- ・建物はA社
- ・設備はB社 と分けて組み直したところ、なんと年間で約15%の保険料削減に。
補償内容はむしろ良くなり、企業様にもとても喜んでいただけたケースです。
■ 保険会社によって、こんなに違いがあるんです
損害保険は「どこも同じ」と思われがちですが、実は会社ごとに特徴がはっきりしています。
● ① 建物の種類で契約年数が変わる
工場や倉庫などの建物では、
- ・1年契約しかできない会社
- ・5年契約ができる会社 があります。
5年契約ができれば、将来の値上がりを避けられるので、長く安心して使えるというメリットがあります。
● ② 屋外に置いた商品・材料の扱いが違う
建物の外に置いている商品や材料。 ある会社では補償外でも、別の会社では標準で補償されることもあります。
● ③ 業種ごとの“リスクの見方”が違う
同じ工場でも、
- ・A社は「高リスク」
- ・B社は「標準リスク」 と判断が分かれ、保険料が大きく変わることがあります。
■ 中小零細企業こそ、細かな設計が大きな差につながる
大企業は保険料が多少高くても、利益の中で吸収できます。 でも中小企業では、保険料の1割削減がそのまま利益に直結します。
たとえば年間200万円の保険料なら、 15%削減で 30万円の改善。 これは決して小さな数字ではありません。
複数社を組み合わせることで、
- ・補償の抜け漏れを防ぐ
- ・値上がりリスクを抑える
- ・業種に合った補償を選べる
といった“安心と効率”の両方を手に入れられます。
■ 「一社でまとめる方が楽」は本当なのか
「一社にまとめた方が管理が楽」という声もあります。 たしかに一見するとその通りですが、実際には
- ・補償の偏り
- ・不必要な特約
- ・割高な保険料
につながることも少なくありません。
複数社を扱える代理店であれば、
- ・契約管理は一本化
- ・補償は最適化
- ・保険料は削減
という“いいとこ取り”ができます。
■ まとめ:保険は“比べて選ぶ”ことで、会社をもっと守れる
中小零細企業にとって、損害保険は大切な経営の土台です。 だからこそ、複数社を比較しながら、会社に合った組み合わせを選ぶことがとても大切です。
- ・建物の種類
- ・設備の内容
- ・屋外の財物
- ・契約年数
- ・業種ごとのリスク評価
こうしたポイントを丁寧に見ていくことで、 補償はしっかり、保険料はすっきり という状態をつくることができます。
「保険はどこも同じ」ではなく、 “選び方”が会社の未来を守る力になる。 そんな時代になってきていると感じています。