読書感想文 「シンプルに考える」遠藤保仁 プレジデント社
2025.04.04
ワタシ、遠藤保仁さん、好きなんです。
なぜでしょうね(笑)

コンビニでふと手にして、買った本。
ベテランのスポーツ選手として、すごいなあ、と思っていて、
それを保ち続ける秘訣は何だろう?と思ったのです。
本を読んで、遠藤選手は、竹のようにしなやかで、だから強い人なんだということが分かりました。
「自分は常にこうやり続けている」みたいなところはなく、
目標を持ちながらも、そのときの時と場所と場合と、ふさわしい方法で対応をしていく。
ベテランとして、監督と選手の間をつなぎながら、その中で自分の立ち位置を見つめ、スタイルを活かして、結果を出し続ける。
実は、とても読書家でもあるそうです。
面白かったのは、他人に「マイペースですよね」と言われることについて、
「自動車を運転していて、たとえば制限速度が50キロで、ほかの車が全く走っていなかったとしても、急いでいるとき以外は50キロまでスピードを出すことはありません。車線変更をすることも無いですね。」
「実はこれには理由があります。運転をすることに出来るだけ頭を使わないようにしたいからです・・・警察の取り締まりにあったらどうしよう、右の車線の方が早そうだな・・そういう事はどれも、僕にとって『考えなくてもいいこと』なんです。」
「仮に1秒でも早く早く到着したいという人がいたなら、ルールを守っていれば何の問題も無いと思います。それこそ、その人にとってのマイペースなのですから」
まずルールを守っていれば、余計なことを考えず、シンプルに生きられる。
これは本当にそうですよね。。。。
そういう考え方の積み重ねが、エネルギーの有効活用に活きていて、いまだに現役プレーヤーとして活躍できるのでしょう。
自分は、余分な事をして、余分なことを考えすぎていないか。余計なエネルギーを消費していないか。
もう一度、立ち止まって考えてみようと思います。