新訳 引き寄せの法則 エイブラハムとの対話 エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス 訳:本田健
2025.06.04
この「引き寄せの法則」は、引き寄せ界隈の人たちにとって、「赤本」と言われている、バイブルのようなものだそうです。
そもそも引き寄せ界隈という世界があること自体、知りませんでした(笑)
チャネリングによって著者の妻エスターに降霊した「エイブラハム」という霊的存在と、著者が会話する形で話が進みます。
この世で、自らに起こることすべては、自分で引き寄せたものであるというのです。
だから、すべてを受け取り、味わいなさい。
受け取りたいものがあるのなら、すでに受け取っていると思いなさい。そうすれば、必ずその通りになるでしょう。
エイブラハムはそういいます。
悪いことが起こるのも、悪いことを想像するから、自分に引き寄せられてくる。
他人に悪いことが起こると、気の毒に思い、気の毒に思い、何とかしたくなる。
でも、それはその人が自ら想像して引き寄せてきたことだから、他人にはどうしようもない。
それを見て自身が傷つく必要も無い。それでいいのだ。
もし、自身の人生を素晴らしいものにしたいのなら、素晴らしいことが起きたとイメージしてください。
明確なイメージが湧かない場合は、無理にイメージする必要は無い。その段階ではないだけだから。
だいぶスピリチュアルな内容ではありましたが、
試しに自分でもやってみました。
「明日一日が素晴らしい日になった!」とイメージして寝るとその通りになる。との事。
また、できるだけ行動の区切りごとに新たなイメージをした方がいいとの事だったので、
「明日は朝とても爽快な気分で起き、朝からエネルギーに満ち溢れている」
「そして、重要な仕事を午前中にバリバリとこなし、午後は自由な時間が出来た!」
というイメージをしながら、眠りにつきました。
驚いたことに、朝、いつもの1時間前にすっきり目が覚め、起きてゆっくりコーヒーを飲み、
午前中もエネルギー満タンで仕事を片付ける事ができました。
多少、自己暗示の部分もあると思いますが、そのエネルギーはなかなかのもので、力がどこから湧いてきたのか、
自分でも驚きました。そして、「行動していることが楽しかった」のです。
イメージにはポイントがあって、
「~してはいけない」
「~しないようにしよう」
というのは、すでに出来ないことをイメージしてしまっているのでダメなんだとか。
とにかく、最高にうまくいったイメージだけをもって、何か問題があっても、その都度良いイメージを描きなおす。
その繰り返しで一日過ごすのです。
「今ここ」の「良い選択」の繰り返しが未来を創っていくのであれば、多少の時差はあっても、未来の姿は間違いなく良いイメージの方向に近づいていくでしょう。
それはぐるぐる回って帰ってくるベルトコンベアに、良いものを乗せ続けていけば、ぐるっと回って良いものが当然帰ってくる事に似ているそうです。
スピリチュアルのようで、因果律の要素もある。
ちょっと文章の表現が難しくて躓くところもあるのですが、何度も読み返してみたい本でした。
(英語の原文は、母国語ので方も難解だそうです)
