OODAループとPDCA (リスクマネジメントの考え方)
2025.08.01
最近、「OODAループ」という考え方を学びました。
リスクマネジメントや意思決定の世界で使われる言葉ですが、読めば読むほど、これは人として生き方にも通じるものだなと思ったのです。
OODAとは、「Observe(観察)」「Orient(状況判断)」「Decide(意思決定)」「Act(実行)」という4つの流れをくり返すことで、変化にしなやかに対応していくための考え方で、この枠組みを提唱したのは、アメリカ空軍のジョン・ボイド大佐。
戦争という極限の場で、現実に即した柔軟な判断をいかに下すか。その問いに真摯に向き合った結果、生まれたそうです。
「生き延びるために、最もよく観ること」――それがこの考え方の根底にあるような気がします。
観察すること、それは「目で見る」だけではなく、「心で感じる」ことでもあります。
私たちにとっては、お客様の声の奥にある不安や願い、それらを丁寧に見つめるところから、OODAははじまります。
そして状況を整え、決めて、動く。そしてまた、見つめ直す。このループは、「寄り添う」力を向上させます。
OODAからは、変化に振り回されるのではなく、変化に気づき、応えるということを学ばせてもらえます。
また、ボイド大佐は、状況の中にこそ答えがあると伝えている気がするのです。
たとえ正解が見えなくても、現実をよく観て、よく感じて、心を整えて決める。その一歩一歩に、私たちが前に進むヒントがあると思うのです。
さて、よく似た、PDCAとの違いは何でしょう?
PDCAが、継続的に続いていくものの改善をするものであることに対して、
OODAは、素早く決断する思考プロセスなのです。
サッカーのプレー中に、PCDAの改善をしている暇はありません。目の前に起きた事に上手く対応する。それがOODAです。
不確実性が高くなった昨今、PDCAをしているうちに、仕事内容や相手など、さらに社内のルールさえ変わってしまうことが多々あります。
だから現在は、一人一人がしっかりと道徳性に基づいたOODAループを持っているということが、より大切になってきているように思います。
起業は人なり。人づくりは経営者自身から。
企業のリスクマネジメントも、まずは経営者の品性を作り、そして社員さんの品性をつくること。ここから始まるべきですね。
心を引き締めていきたいと思います。