「じーっと観察して、観察して、そして観察した」
2025.09.17
「宇宙兄弟 リーダーの話」 長尾彰

わたし、「宇宙兄弟」、好きなんです。
自分が男3人兄弟なので、とっても共感出来て楽しいのと、
「しなやかな心」というものを学ぶのに、すごく勉強になります。
宇宙という未知の空間で長い期間を一緒に過ごすには、明晰な頭脳だけではなく、すばらしい人間性が必要なんですね。
いろいろな素晴らしいキャラクターが出てきて、ああ、こういう人たちに会える人間になりたい!って思います。
そのためには、自分も、素敵な人間になれるように毎日を生きたいと思っています。
この本の中で、リーダーのアシスト力についての章があります。
そこで、主人公の六太(ムッタ)が、宇宙船通信担当の任務についた際、宇宙飛行士ビンスとのコミュニケーションがうまくとれなくて悩みます。
そのとき、ビンスの妻ベリンダの姿にヒントを得ます。
「あのひとのこと、じーっと観察して観察して、そして観察した。そうするうちにビンスが今何をしようとしているとか、何を欲しているとかね、習慣と流れでいろいろ先読みができるようになってきたのよ、これが」
六太はさっそくビンスの動きを注意深く観察することで、ビンスが探している手順書の場所をそれとなく伝えるなどのアシストができるようになり、信頼を得ることになりました。
観察するという事は、その人に対して深く興味を持つということ。
周りの人に対して、深く興味を持ち、じーっと観察して観察して、観察する。
自己犠牲や自己満足で手伝うのではなく、
相手のやりたいことを良く観察して、うまくいくようにアシストする。それ以上は干渉しない。信頼する。
それって、とても大切なことだなあ、と反省したのでした。
今後は、キョロキョロしすぎずに、観察して、観察して、観察していきたいと思います。