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「人に勧められた本は、読んでみることにしている」——その理由

2025.09.26

「この本、ぜひ読んでみてください。」
そんな言葉をかけられたとき、私はできるだけ素直にその本を手に取るようにしています。ジャンルが違っても、興味が湧かなくても、まずはページをめくってみる。なぜなら、そこには本以上の価値があると感じているからです。

🌱 価値観との出会い
本は、著者の思想や経験が凝縮された世界です。そして、それを「勧める」という行為は、誰かがその世界に感動し、共鳴し、誰かにも味わってほしいと願った証です。
自分では選ばないような本にこそ、思いがけない価値観との出会いがあります。たとえば、経済書の中に人生観が潜んでいたり、小説の一節に倫理の本質が宿っていたり。その出会いは、私の視野を広げ、思考を深めてくれます。

 

🧭 人間性が見える
本を勧めるという行為は、ある意味で「自己紹介」に近いものです。
「この本が好きです」と言う人は、「私はこういう考え方に共感します」と言っているのかもしれません。その人が何を大切にしているのか、どんなことに心を動かされるのか——本を通して、その人の人間性が静かに伝わってきます。
だからこそ、私は本を読むことで、その人との距離が少し縮まるような気がするのです。

実際に読んでみて、勧めてくれた人に「勧めてもらった本を読みました!」と伝えると、

いままでとは違った距離感での話をすることができるような気がするのです。

 

📖 本は、心の窓
人に勧められた本を読むことは、単なる読書ではなく、「人との対話」でもあります。
その本を読んだ後、感想を伝え合う時間もまた、かけがえのないものです。共感した部分、違和感を覚えた部分、心に残った言葉——それらを語り合うことで、互いの価値観が交差し、理解が深まっていきます。
本は、心の窓。誰かが開いてくれたその窓から、私は新しい風を受け取っています。

 

 

もし、最近誰かに勧められた本があるなら、ぜひ読んでみてください。その本の中に、あなた自身の新しい一面が見つかるかもしれません。そして、勧めてくれた人との関係も、少しだけ温かくなるかもしれません。
今日も、誰かの心に触れる一冊との出会いがありますように。

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