ブログ - 佐藤の思うこと

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モリーフが17年積み重ねて来られたこと

2025.11.12

モリーフを創業して17年になりました。

本当に、お客様、ご紹介者様、各保険会社、スタッフ、全ての関係者の方々のおかげ様です。

 

 

まだたった17年、自分では「まだまだひよっこだ」と思っていますが、

企業の平均寿命は23.3年といわれている中、産業別でいうと、金融保険業の平均寿命は12.5年と最短なのです。(最長は製造業の35.7年)

 

 

創業時は自動車販売店の一角にパーテーションを置かせて頂き、机二つでスタートしました。

38歳で脱サラして、まったく違う業種への挑戦でした。

それこそ、24時間、寝るときも携帯を握りしめて、「お客様の安全を創りたい」と、がむしゃらに働きました。

お客様と血の通った対応をしたいという思いで、まだ売り上げも無いのに事務員さんも雇用して、

最初の数年は大赤字でした。

今考えれば、一人で始めた方が無理が無かったのでしょうが、

当時の私は「人がいなくて、人づくり(自分づくりも含めて)ができるか!」という、

何だかよくわからない社会的使命感を持ってスタートしたのです(笑)

 

 

それでも、お客様の話を伺って、解決策を一緒に考え、最終的に「ありがとう」と安心して喜んで頂けるこの仕事がとても気に入り、

毎年の更新で、「元気にされていますか?」とお話しできる方々が増えていき、

お客様の生活や企業活動の変化を共に体感できる「損害保険の仕事」が特に楽しみになりました。

それに共感してくれる社員さんも加わってくれました。

 

 

当初は個人の自動車保険を多く頂いていたのですが、

自分自身が一人の経営者として、経営、財務、人事、組織、道徳性などの勉強を、寝る間も惜しんでしていくうちに、

法人様の会社の経営を考えることが、だんだん楽しくなってきました。

経営は、理論と心でもっと楽しくなるはず。保険はその一端を担うものだと感じたのです。

 

 

経営と言っても、ほとんど人間がやる事なので、

人とのつながりや相談がもっとも大切なところになるのです。

 

 

経営者の方から

「こういう商売をするんだけど、どう思う?」

「新たな会社をM&Aするんだけど、一回会って相談してみてくれる?」

「うちの家族がこういう事業をするので、保険の相談に行ってくれる?」

「ちょっと難しい事故の案件なんだけど、どう思う?」

 

 

そんな話を頂くと、喜んで、自分が出来る限りの準備をして、専門外の予備知識も勉強して、

真摯にお話を聞きに伺ってきました。

 

 

もちろん、全てが解決につながるわけではありませんが、お力になれることも多くありましたし、

その後、お客様としてご縁を頂く事もありました。

いろいろな案件のお話を伺う度に、自分自身の知識や経験としても、大きな学びとなり、育てて頂きました。

 

 

たいがいの方は、他者に客観的に説明できた時点で、ご本人の心は8割がた整理されているものです。

でも、その話が出来る相手、聞いてくれる相手がいるかというと、意外と少ないのかもしれません。

「聞いてくれてありがとう、考えがまとまったよ(笑)」と言われることもしばしばです。

 

 

そういう話が出来る相手(第三者)の存在は、とても重要だと思うのです。

自分でも、相手でもないが、信頼できる第三者。だから正直に話せる。

そういう第三者になるには、ただ単に聴くだけでなく、そのお話を理解する知識と経験のベースが必要だと思っています。

それに対して意見を述べたりすることは無くても、こちらが「鳩が豆鉄砲を食ったよう」な顔で聞いていては、

「話す価値のない相手だ」と思われるでしょう。

 

 

ご紹介頂いた方から、「佐藤さんと話してスッキリしたって言ってたよ。ありがとう。」と言われると、

なんとも幸せな気持ちになります。

よく経営者の方から、「僕よりも佐藤さんが行ってくれた方がスムーズにすすむから、宜しくお願いします」と言われたりします。

ニコニコ聞いているだけの事も多いのですが。

 

 

そういうお言葉を頂くたびに、

「もっともっと、いろいろな事を学んで、お役に立てたら嬉しいな!」と思います。

なぜなら、皆さまのおかげで、今があるからです。

本当に、ありがとうございます。

 

 

損害保険は、リスクが目の前に見えている場合もあり、ある程度想定できるところもあるので、

理論的に解決できることもありますが、

 

 

意外とお客様の「感情」につながっていて、

わからないから「怖い」。むずかしくて「面倒くさい」。という、「目に見えない敵」と戦っている場合が多いのです。

 

 

それが、一緒にいろいろな会話をさせて頂く中から、

「目に見えるもの」になると、「それなら、こうすれば良いじゃん!」となるわけです。

見えたら安心な事って、日常の中にもたくさんありそうですよね。

 

 

モリーフは、そういう仕事の仕方を17年間続け、積み重ねてきました。

積み重ねてきたというより、その経験が「積み重なってきた」ということでしょうか。

 

 

弊社のスタッフ全体も、そんな感じで仕事をしているので、

「社長、こんな面白いお仕事をされている方をご紹介頂きましたけど、一緒に行きますか?」といわれたりして

「へーそんな仕事があるんだ、ちょっと調べてみよう!」(自分がこの会社の社長になったとしたら、どう考えるかな・・・・)

「めちゃくちゃ面白そうだね!僕も一緒に行ってもいいかな?」と一緒に行ったりします。

 

 

そういう時には必ず新たな学びがあります。

もし、お客様になって頂けなかったとしても、その見学には値千金の価値があります。

その経験を、新たなお客様に活かしていけるのです。ありがたい事です。

 

 

最近の、変換のスピードが激しい時代ほど、

こういう「三現主義(「現場」「現物」「現実」)」を楽しめる事が大切だと思いますし、

楽しいと思います。

 

 

これからも、お客様の為に、モリーフはそういう会社でいたいと思いますし、

20年、30年と変化をし続けていきたいと思っています。

それが、お客様を一緒にお守りする事になるに違いないと確信しているからです。

 

モリーフは、楽しく、頑張って、生き残っていきますので、これからも宜しくお願い申し上げます!

 

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