すごすぎる絵画の図鑑 角川書店
2025.11.22
「すごすぎる絵画の図鑑」を読みました。
写真や絵やイラストが多く、とっても読みやすい、すてきな本でした。
私はこの本から、以下のような事を知りました。
・ファミレスのサイゼリヤの壁に描かれているフレスコ画は、イタリアのヴァチカン宮殿システィーナ礼拝堂にある、ミケランジェロの「アダムの創造」という絵だった。
・モネは睡蓮そのものに興味はなく、「光」というものを描くための題材だった。
・フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」のターバンの黄色は、マンゴーばかり食べさせた牛のおしっこを煮詰めて作られた。
・西洋の花の絵は切り花で「死」を描き、東洋の花の絵は根を張った花で「生」を描いている
・ナチスドイツと戦っていた連合軍の中に、略奪された美術品を探す特殊部隊があり、岩塩鉱山に隠されていた6500点の絵画を見つけた。
・西洋では絵画の評価は、①宗教画→②肖像画→③風景画の順番で決まる。
・日本では絵画の価格は、基本的に大きさ(号数)で決まる。
ご存じの方は、なんだそんなこと?と思われるかもしれませんが、
今後フェルメールの絵を見るたびに、黄色はおしっこ?と思ってしまいそうです。
どうでしょうか?
私は、がぜん、ファミレスのサイゼリヤに行きたくなりました(笑)
イタリアのヴァチカン宮殿システィーナ礼拝堂へは簡単に行けなくても、
サイゼリヤに行けば、「アダムの創造」がみられるのか!と思うと、
ミラノドリアの味もちょっと違ってくる気がします。
こんなふうに、気張らずに日常を豊かにしてくれるアートが、
街にあふれていることに、感謝して日々楽しみたいと思います(^_^)