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一時停止をドライブレコーダーで「見える化」する工夫

2025.12.07

一時停止を「見える化」する工夫

~声で確認し、安心を記録する~

 

🚗 一時停止は交通安全の基本
自動車を運転するうえで「一時停止」は欠かせないルールです。ところが、ほんの一瞬ブレーキを踏んだだけでは「止まった」とは見なされないことがあります。警察の取り締まりでも、保険会社の事故対応でも、「確実に停止した証拠」が求められるのです。

 

 

実際、お客様が、他の車と接触した事故がありました。

お客様は「一時停止して、相手の動きを見ていたら、相手がよそ見していてぶつけられた」

保険会社へ一時停止の認識を聞くと、

「10秒間はとまっていないと、一時停止とはみなされません」と言われます。

 

10秒なんて止まっていたら、後ろの車にクラクションを鳴らされますよ!!とこちらも言いますが、

証拠がない限り、保険会社が相手と交渉する材料がないのも事実なのです。

 

 

●少し止まっただけでは不十分
• 車を減速して「止まったつもり」でも、警察官から見れば停止不履行。
• 保険会社も「完全停止していない」と判断することがあり、事故時の過失割合に影響する可能性があります。
• つまり、安全のためにも、証拠のためにも、確実な停止が必要なのです。

 

●声で「いちにさんしご、確認」
そこで私が実践しているのが、声に出して一時停止を数える方法です。
• 公道でも、駐車場内でも、停止線で車を止める。
• その場で「いち、に、さん、し、ご」と声に出す。
• さらに「確認」と唱えて、左右の安全を目で確かめる。
この声はドライブレコーダーに録音されます。つまり、自分が確実に停止した証拠として残るのです。

 

一時停止場所で5つ数えるのは、後続車の事を考えると、実際にはかなり勇気が必要です。

隣に同乗している方に「やりすぎじゃない?」と聞かれることもあります。

でも、自動車事故の対応をほぼ毎日しているとして、一時停止のあいまいさと怖さを身に染みて知っているので。これは譲れない習慣です。

 

 

ドライブレコーダーが味方になる
• 警察に止められたときも、「声と映像」で停止と確認の「意思」を主張できる。
• 保険会社に事故状況を説明するときも、「録音」が安心材料になる。
• 自分自身も「ちゃんと止まった」と意識できるので、習慣化しやすい。
まさに、安全運転と安心の両立につながります。

 

 

習慣にするコツ
• 最初は少し恥ずかしいかもしれませんが、習慣にすれば自然にできるようになります。
• 家族や仲間に伝えると、子どもや同乗者も「安全ってこういうことなんだ」と学べます。
• 「声に出す」ことで、心のブレーキもかかりやすくなり、焦りや油断を防げます。

 

 

★ドライブレコーダーのSDカードをたまに抜いて、PC等で再生してみることをお勧めします。いざというときの予行演習にもなりますし、SDカードやドライブレコーダーの故障に気づけくことが出来ます。(故障していること、実はけっこう多いんですよ!)

 

 

また、私の場合は、ドラレコをボイスレコーダー代わりにすることもあります。

運転していて、良いアイデアや、忘れていたことを思い出した場合、

ドライブレコーダーに向かって話しかけておいて、後で再生して、思い出すのです。

せっかく車に着けているものなので、もっと活用したいですね。

 

 

まとめ
一時停止は「止まったつもり」ではなく、誰が見ても止まったと分かる行動が大切です。
そのために、声で「いち、に、さん、し、ご、確認」と唱えることは、
• 安全の確認
• 警察への証明
• 保険会社へのアピール
すべてに役立つシンプルで効果的な方法です。

 

 

📝 今日からできる安全習慣
次に車を運転するとき、ぜひ試してみてください。
「声で数える一時停止」が、あなたと周囲の安心を守る力になります。

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