テニスで学んだ「チャンスをつかむ」ためにすること
2026.03.13
いつもありがとうございます。佐藤です。
今日はふと思い出したことを書きたいと思います。
金融関係の名著「敗者のゲーム」の中に、株式投資の金言として「稲妻が輝く瞬間に市場に居合わせなければならない」という言葉があります。
長期投資のリターンの大半は、株価が急上昇する「ほんのわずか数日間」の爆発的な上昇によってもたらされるためです。
だから、辛いことがあっても、その場に立っていなければならない。
投資の話をするつもりはありませんが、
「その場に立っている」ことの大切さを海外のテニスコートで体験したことがあります。
当時私は中国語学科大学生の大学生で、半年間、台湾に留学中でした。
大学のテニス部だった私は、暇なら素振りでもしようと思って留学にもテニスラケットだけ持っていきました。
まだ台湾に行ったばかりの日曜日、留学先である台湾淡江大学のテニスコートへ「壁打ちくらい出来るかな・・」と思って出かけました。
残念ながら壁打ちは無かったのですが、大学のテニスチームらしき人たちが練習をしていたので、
フェンス越しにしばらく眺めていました。
すると、監督らしき人が寄ってきて「テニスしたいのか?」らしきことを中国語で聞いてきたのです。
私もまだ片言の中国語で、「留学に来た日本人です、テニスしたいです」と気持ちを伝えると、
「ちょっと中においで」とコートの中へ入れてくれて、「ちょっと打ってみたら」と打たせてもらえ、
「なかなかできるじゃないか、来週から練習においで」ということで、毎週練習に通うようになりました。
おかげで現地の友人もできて、中国語の会話練習にもなり、最終的には、監督が大学に掛け合ってくれて、台湾での大学テニスの全国大会にも一緒に連れて行って貰えたのです。
あのとき、ラケットをもって、フェンス越しに物欲しそうな顔をしていた日本人(私)を見つけて下さった監督に感謝しかないのですが、
その瞬間にラケットを持って立っていた事がすべての始まりでした。
留学生の仲間に「どうやって現地の人たちとそんなに仲良くなれたの?」と言われましたが、
特別な事はしていないけど「そのとき、そこに立っていたから」なのです。
その後、留学が終わり日本へ帰ってきて、私は大学のテニス部部長になり、新入生の季節になりました。
テニスの練習をしていると、フェンス越しに立って眺めている新入生がいました。
まるであの時の私のように。
今度は私が声をかける番です、
「テニスしたいの?」
「はい!」
「じゃ、いっしょにやろうよ(^^♪」
その彼は入部してくれて、その後、部長も務めてくれ、私と彼はずっーと長い友人になりました。
何かを続けていると
良いこともあるし、悪いこともある。
退場したくなることもある。
でも、舞台に立っていなければ、なにも起きない。
行動することも大事だけど、そこに立っていることだけでも大事。
その言葉を見聞きするたびに、懐かしい学生時代の出来事を思い出すのです。
「そこに立っていること」の意味は人それぞれだと思いますが、
自ら選んで、そこに立つという「船のオールを持つ者としての気概」はいつでも必要なのではないでしょうか。