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今を楽しむということは、その場の楽しみだけを追うことじゃない ――マルクス・アウレリウスの自省録より―――

2025.09.19

先日、長くお付き合いのある経営者さんの会社でコーヒーを飲んでいました。
ふと彼が、こんなことをつぶやいたんです。

 

「経営者っていつも何かしら不安をもってるよね。
でも、今を楽しむことも大事だし…どうバランスを取ればいいのかいいのかなあ」

 

その瞬間、頭に浮かんだのが、ローマ皇帝であり哲学者でもあった
マルクス・アウレリウスが書いた「自省録」でした。

 

マルクス・アウレリウスは、優れた教育を受けた熱心な勉強家でしたが、18歳の若さでローマ皇帝となり、

さまざまな困難に合いながらも、皇帝としての役割を果たす傍ら、毎夜、自らを省みる日記をつけていました。それが「自省録」として現在まで残っています。

 

その中に書かれている重要なメッセージは、

「過去は消えていくもの、未来は不確実なもの、であれば、今を大切に生きることだ。」

というものです。

 

「今を生きる」って聞くと、未来のことは考えずに
その場の楽しみだけを追うことだと思う人も多いですよね。

 

でも、アウレリウスが語っているのはそういうことではなかったのです。

 

むしろ、今この瞬間に、未来の自分や大切な人を守る行動を選ぶこと。
それこそが本当の「今を生きる」なんだと言うのです。

 

私は彼にこうお伝えしました。
「保険って、まだ起きていない出来事に備える仕組みなんですけど、
火災や事故、病気や自然災害――いつ起こるかは誰にも分からない。
だからこそ、“今”のうちに備えれば、人は安心して日常に集中できます。
そうやって「今」を楽しむためのものなんじゃないかと思ってるんです。」

 

彼はこう言いました

「そうだよねー。過去も未来も、わかんないもんね。今しかないんなら、安心して楽しめたほうがいいよなあ(笑)」

 

「自省録」に安心をつくるための3ステップというのがあります
1. 現状を知る
自分や家族、事業にどんなリスクがあるのか整理する。
2. 必要な備えを選ぶ
過不足なく、安心できる範囲で保険を設計する。
3. 備えたら、日常に集中する
一度決めたら、あとは心を「今」に戻す。

 

 

この最後の3番、決めたら心を「今」に戻す。って、とても大切だと思うのです。

起きてしまった事にくよくよしたり、

起きてもいないことを心配したり、

そんな気持ちから、良い未来がうまれるはずがないですものね。

 

 

「今を大切に生きる」ことと「保険で備える」ことは、実は同じ方向を向いているのかもしれません。
未来の不安を減らすことは、今をもっと豊かにすることだから。
アウレリウスの言葉を胸に、
今日という日をしっかり味わっていこうと思います。

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