ブログ - 佐藤の思うこと

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私の人生を変えた言葉「感謝に敵なし、反省に終わりなし」

2025.10.27

私が心の指針にしている言葉に、

 

 

「感謝に敵なし、反省に終わりなし」

 

 

というものがあります。

 

 

これは、私が会社を始めて、まだ軌道に乗っておらず、自分に足りないものばかりに目が行ってしまい、

なんで、どうして!と悩み、もがいていたころ、

いまでも師としている方から言われた言葉です。

 

🧡「感謝に敵なし」——感謝は心の防御力
「感謝に敵なし」とは、感謝の心を持つ人には敵ができない、という意味です。これは単なる道徳的な美談ではなく、実際に人間関係やビジネスの現場で強力な力を発揮します。
• 感謝を伝えることで、相手の心が開く
• 感謝の姿勢は、誤解や対立を和らげる
• 感謝を忘れない人は、周囲から信頼される
たとえば、クレーム対応の場面でも「ご指摘いただきありがとうございます」と感謝の言葉を添えるだけで、空気が変わります。感謝は、相手との距離を縮める“心の潤滑油”なのです。
そして何より、感謝の心を持つことで、自分自身が穏やかになります。敵を作らないというより、敵を敵と見なさない心の在り方とも言えるでしょう。

 

 

🌀「反省に終わりなし」——反省は成長のエンジン
一方、「反省に終わりなし」とは、反省とは一度して終わりではなく、常に続けるべきものだという意味です。これは、謙虚さと向上心の象徴でもあります。
• 反省とは「自分を責める」ことではなく「自分を見つめ直す」こと
• 反省を続けることで、同じ失敗を繰り返さない
• 反省があるからこそ、感謝の深みも増す
反省とは、過去の自分と向き合う勇気です。たとえば、ある対応がうまくいかなかったとき、「なぜそうなったのか」「次はどうすればいいか」と考えることで、次の一手が変わります。
そして、反省を続ける人は、周囲から「誠実な人」として見られます。完璧であることより、改善し続ける姿勢こそが信頼につながるのです。

 

 

🌱感謝と反省は、セットで使うと最強
この二つの言葉は、対照的でありながら、実は深く結びついています。
• 感謝があるからこそ、反省が素直にできる
• 反省があるからこそ、感謝の意味が深まる
たとえば、部下がミスをしたとき、「ありがとう、気づかせてくれて」と感謝し、「自分の指導にも改善点があったかもしれない」と反省する。このような対応は、信頼と成長を同時に生み出します。
経営者として、親として、仲間として——この二つの言葉を心に置いておくだけで、関係性の質が変わります。

 

 

悩んだ挙句、試しにそんな考え方に転換してみたのですが、世界が180度、反対になったような気がしました。

なんで、どうして、こうしてくれないんだ!!と思っていたことが、

「こんな自分とお付き合いしてくれていることがありがたい」

「こんな会社にいてくれる社員さんがありがたい」

「支えて頂いている人たちがいなかったら、自分には何もできない。ありがとう。」

苦手な人に対しても「いつも本当にありがとうございます。」と、最初は形だけでしたが、

そのうち、「自分の苦手を教えてくれるって、実はとっても有難いことで、応援してくれてるって事だよな・・」と本当に感謝して頭を下げられるようになりました。

 

 

そう思うようになると、いままで敵だと思っていた人まで、味方になってくれるようになり、

いつのまにか、自分の周りは、自分の味方ばかりになりました。

なんでだろう・・・

 

 

文字通り、「感謝に敵なし」とは、こういう事だったのか!!と実感をしたのです。

「敵」は、もともと、いなかったのかもしれません。

そもそも、自分を好きになってくれる人を嫌うのって、なかなか出来ない事ですものね。

 

 

何かを得よう、何かを競争で奪おう、そう思っていた時にはまったく寄ってこなかったものが、

なにも求めなくても、誰かが運んできてくれる。

それは、昔自分が思っていたようなものではなかったけれど、結局、欲しかったもの以上のことが得られるような、

不思議な感じでした。

 

 

ただ、私はまだまだ不完全な人間なので、ちょっと気を抜くと、もとの「求める」心に戻ってしまい、

周囲に不満を持ってしまうのが常です。

逆に、調子が良いときほど、反省を忘れていい気になって、周りを責めてしまうことがあります。

 

 

でもそんなときにいつも思い出す、この「感謝に敵なし、反省に終わりなし」という言葉。

 

 

自分の人生を変えてくれたこの言葉は、私をいつもハッとさせてくれます。

 

 

こういう一言って、とても偉大ですね。

 

 

有難い、本当に、感謝、感謝です。

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