ブログ - 佐藤の思うこと

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スターバックス千葉長沼店(千葉市稲毛区長沼原町)お気に入りの場所

2025.10.31

弊社の近くにある、スターバックス長沼店。

そんなに頻繁に行くわけではないのですが、本を読んだり、まとめものをするときに利用させてもらっています。

以前は、「コーヒー一杯が500円もするなんて!」と敬遠していましたが、最近はなるほど。。。と思う事があります。

 

楠木建さんの本で読んだのですが、スターバックスはすべて直営店(フランチャイズチェーン化しない)なのです。

なぜかというと、営利を目的にしすぎると、第3の場所(サードプレイス)としての役割が薄れてしまうから。

例えば、チェーン店化するとオーナーさんが売り上げを求めるようになるため、軽食などを提供しようと考えます。

すると、ファーストフードと同じ形態になってしまい、「食べたら早く出ていけ」という「ファースト」な場所になってしまうからです。

 

 

そうしないために、すべて直営で、ゆっくりできる場所を提供しているわけです。

ショッピングモール内のスターバックスにはスイーツを求める家族連れが多かったりするのですが、

全体には単価が高く、メニューも大人向けなので、大人が多いですよね。

 

 

この「場所」と「飲み物」の値段が半分ずつだと思うと、

よくぞこの場所があってくれた。とも思うのです。

 

 

また、日本ではどうなのかわかりませんが、

アメリカのスターバックスなどでは、飲み物が完成すると、カップに書かれた名前で呼ばれたりして、スタッフの方とちょっとした会話をしていたります。

そういう、マンツーマンのコミュニケーションも、心がほっとする、人によっては孤独の痛みを和らげることが出来る場所なのでしょう。

 

 

コーヒーの好みは人それぞれだと思いますが、私にはちょっと濃くて、量が多いときがあるので、

最近のお気に入りは、ホットコーヒーのデカフェ(カフェインの少ないコーヒー)です。

 

これを飲みながら、本を読んだり、資料をまとめたり、考えをまとめたり、ブログを書いたり、とてもはかどります。

会社でも出来なくはないのですが、なんでしょうね、雰囲気で気分が変わるのかもしれません。

 

 

損害保険はリスク管理の仕事なので、いろいろな会社や店舗の経営・運営状況・客層などを観察するのがとても楽しいし、勉強になるのです。

「なるほど、こういうビジネスモデルなのか」「ここをこう変えたら、どうなるんだろう?」「あえて端の尖ったテーブルを使っているのは大人向けの場所だというメッセージだろうか?」などと、妄想が止まりません。それって変でしょうか?(笑)

もともと、めちゃめちゃ売れているお店と、そうでないお店の違いは、たった1%なのだそうです。

その差はなんだろう?と考えるのは私にとって、めちゃくちゃ楽しいのです。

 

 

それも、私のカフェ巡りの楽しみの一つなのかもしれません。

 

 

以下に、いろいろな角度から勝手にスタバ分析を書いてみました。

お時間があれば、ご覧ください。

 

☕スターバックスのコーヒー代は、飲み物代ではない
はじめに:なぜ「高い」と感じるのか?
スターバックスでコーヒーを買うと、ふと「ちょっと高いな」と感じることがあります。コンビニなら100円台で済むのに、スタバでは500円近くすることも。けれど、その「価格差」は本当に「飲み物の質」だけで説明できるのでしょうか?
実は、スターバックスのコーヒー代には、目に見えない価値がたくさん含まれています。今日はその「見えない価値」について、少し立ち止まって考えてみたいと思います。

① 空間代:第三の居場所としての価値
スターバックスは、ただのカフェではありません。家でも職場でもない「第三の居場所(Third Place)」として設計されています。
• 静かで落ち着いた空間
• 清潔で統一感のあるインテリア
• 電源やWi-Fiの提供
• 一人でも居心地が良いレイアウト
これらはすべて、「安心して過ごせる場所」を提供するための工夫です。つまり、スタバのコーヒー代には「空間利用料」が含まれているとも言えます。

② 接客代:心地よいコミュニケーション
スターバックスのスタッフは、ただ注文を受けるだけではありません。
• 名前を呼んでくれる
• 笑顔で対応してくれる
• 時にはおすすめを教えてくれる
このような「人との温かい接点」は、忙しい日常の中でほっとする瞬間を生み出します。飲み物を買うだけでなく、「人との関わり」を買っているとも言えるのです。

③ ブランド代:自分へのちょっとしたご褒美
スターバックスのロゴが入ったカップを持つと、少しだけ気分が上がる。そんな経験はありませんか?
• 「頑張ってる自分へのご褒美」
• 「ちょっと背伸びした気分」
• 「自分らしさの表現」
スタバのコーヒーは、単なる飲み物ではなく「自己表現のツール」でもあります。ブランドの力が、私たちの気持ちに働きかけているのです。

④ 安心代:どこでも同じ品質と体験
スターバックスは世界中に店舗がありますが、どこに行ってもほぼ同じ体験ができます。
• 味の安定性
• 接客の質
• 空間の雰囲気
これは「安心感」を買っているとも言えます。知らない土地でも、スタバに入れば「いつもの自分」に戻れる。そんな心理的な安定を提供してくれるのです。

⑤ 時間代:効率と集中のための投資
スタバで仕事をしたり、読書をしたりする人も多いですよね。これは「集中できる環境」を買っているとも言えます。
• 周囲の雑音が少ない
• 適度なBGM
• 長居しやすい雰囲気
500円のコーヒーが、1時間の集中力を生むなら、それは「時間への投資」として十分価値があるのではないでしょうか。

おわりに:価格の奥にある「価値」を見つめる
スターバックスのコーヒー代は、単なる「飲み物代」ではありません。
それは、
• 空間
• 接客
• ブランド
• 安心
• 時間
といった、目に見えない価値の集合体です。
もちろん、すべての人にとって必要なわけではありません。でも、「高い」と感じたときこそ、「何を買っているのか?」を考えてみると、日常の選択が少し豊かになるかもしれません。

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